はな アーカイブ

2007年08月08日

鼻 症例1 : 隆鼻を行ったが鼻筋が曲がってみえる、鼻先をさわるとプロテーゼがなかで揺れてしまう

プロテーゼを使い隆鼻を行ったが鼻筋が曲がってみえる、鼻先をさわるとプロテーゼがなかで揺れてしまう。(28才 男性)

【主訴】

鼻根部が低いのと鼻先がまわるくつぶれた感じを治したくて、6ヶ月前、ネットで「評判の美容外科」というサイトから紹介され某クリニックで手術を受けました。I字型プロテーゼを入れるとのことで鼻の先端を十分尖らす事は無理とは聞いていました。手術は麻酔の注射を受けてから15分程度で終わりました。特に固定とかは無く溶ける糸を使って鼻の孔の中の傷を縫ってあるため通院は不要とのことで、手術以来そのクリニックには行っていません。手術後一時的に鼻全体がぶよぶよしていましたが2週間ほどでおちついてきました。その頃鼻の先を指で動かすと鼻根部が揺れることに気付きました。さらによく見ると微妙に鼻筋が斜めに傾いています。これを改善することはできるのでしょうか? それともプロテーゼを抜いてしまうしかないのでしょうか?

【回答】

このような症状はよく相談されます。このような状態はなんで起っているかというと、最初に行った手術の際プロテーゼがきちんと骨膜下に固定されていなかったのが原因です。また、I型プロテーゼを使ったためL型プロテーゼのように鼻中隔で前方の固定ができなかったのも原因の一つです。安定しないプロテーゼを放置しておくと、形態が悪くなるばかりか、鼻の皮下は皮膚に影響を与えますので、修正手術が必要です。
修正は、いま埋入されているプロテーゼを抜き、柔らかく鼻尖部が薄く構成された新しいL型プロテーゼに入れ直します。今度はきちんと骨膜を剥がしこの下にプロテーゼを収めるようにします。骨膜下にしっかり収まったプロテーゼは手術後、皮膚の上からさわっても、まるで自分の骨の様に感じるはずです。

■ 関連リンク
鼻の美容外科 >> 鼻根部を高くする(プロテーゼのみの使用)
酒井形成外科 >> プロテーゼ法(鼻根部を高くする)

ページトップへ

2007年08月24日

鼻 症例2 : だんご鼻矯正のため、鼻尖軟骨形成寄せという手術をしたところ鼻が上を向いてしまった  

だんご鼻矯正のため、鼻尖軟骨形成寄せという手術をしたところ鼻が上をむいてしまった。しかも、だんご鼻はほとんど変化しなかった。(22才 女性)

【主訴】
だんご鼻がいやで某クリニックにカウンセリングにいきました。そこはあるサイトのランキングの高い所でした。そこで先生にだんご鼻をなおすには、プロテーゼを入れるかまたは鼻尖軟骨を寄せる手術が良いと言われました。プロテーゼを入れるのは気が進まなかったので、鼻尖軟骨寄せをすることにしました。手術は両方の鼻の孔の中を切り軟骨を剥がし左右の鼻翼軟骨を寄せるというものでした。手術は思ったよりすぐ終わりました。しばらくは腫れていたと思いますので様子をみていました。しかし、1ヶ月たってもだんご鼻はもとのままでした。この頃から以前より鼻の穴が目立つように感じてきました。よく観察してみても、やっぱり鼻が上を向いてきたと思います。とても気になってしかたがありません。なんとか修正できるでしょうか?

【回答】
よくものの本に鼻を尖らす手術法として左右の鼻翼軟骨の間の軟部組織を切除し、これを寄せる方法が記載されています。これは海外の白人の鼻の手術書に書かれていることを受け売りにしているものです。白人は鼻翼軟骨が日本人より発達し、むしろ鼻が下を向いています。ですから、鼻翼軟骨をしばり鼻がやや上を向いたほうが美しい鼻のプロファイル得られるのです。しかし、日本人では鼻翼軟骨がほとんど無くまたその形態から鼻翼軟骨を寄せると鼻が上を向いてしまい、いわゆるブタ鼻になってしまいす。
そこで日本人向けのこの手術では、耳介軟骨を採取しこれを鼻尖部に移植します。その際に鼻が尖りながら鼻の頭が若干下を向くように移植するわけです。あなたの場合も寄せた鼻翼軟骨の糸を外し、軟骨移植をすれば比較的簡単に修正ができると考えられます。ただし、安易な手術では変形がおこりうるため、十分知識の有る形成外科専門医に相談しましょう。

■ 関連リンク
鼻の美容外科
鼻の美容外科 >> プロテーゼを使わず、鼻尖を美しくする(鼻尖軟骨形成)
酒井形成外科 >> プロテーゼを使わず、鼻尖を美しくする(鼻尖軟骨形成)

ページトップへ

2007年08月30日

鼻 症例3 : 以前入れたプロテーゼが徐々に硬くなり、痛みを伴うようになってきた

以前入れたプロテーゼが徐々に硬くなり、痛みを伴うようになってきた。最近では鼻先の皮膚が薄くなったような気がする。(45才 女性)

【主訴】
10年ほど前に某有名クリニックで鼻にプロテーゼを入れました。テレビで評判の番組に出演していたお医者さんだったのですが、カウンセリングはとても魅力的な話しかたで、つい乗せられる感じでその日のうちに手術を受けました。鼻巾が広く見えるのは鼻が低い為だから、鼻の根元と鼻先を高くすれば相対的に鼻の巾は狭く見えるはず、というのがその時の説明だったと記憶しています。
手術後、高くなった鼻には満足していますが、ちょっとわざとらしい気もしていました。鼻の頭は最初から硬かったのですが、しだいに皮膚が薄くなっていったような気がします。それが去年くらいから、痛みが出るようになりました。それと寒い時には白く変色していた鼻の頭が最近では赤くなっている感じです。

【回答】
これは鼻のプロテーゼによって内側から鼻の頭の皮膚に慢性的な圧迫が加わり、皮膚が萎縮したものと思われます。このまま放置すると、いずれ皮膚がプロテーゼを支えきれなくなり鼻の頭や鼻孔の中からプロテーゼ飛び出すという現象が起こるかもしれません。また、炎症症状が波及しきわめて重篤な症状を示す事も考えられます。赤くなってきて痛みもでてきたということですからなるべく早めに今のプロテーゼを抜き取ることが大切です。ただし、鼻が急に低くなってしまいます。しばらくその状態でがまんして、鼻の皮膚が改善してから、再度形成手術を考えても良いのですが、耳介軟骨や真皮脂肪または側頭筋膜の移植を行いながら、薄くなった皮膚を補強することも可能です。やや難しい手術になりますので形成外科専門医でも美容外科に慣れた医師に相談しましょう。

■ 関連リンク
鼻の美容外科
鼻の美容外科 >> プロテーゼ・耳介軟骨移植
鼻の美容外科 >> ハイドロオキシアパタイトによる隆鼻
酒井形成外科 >> プロテーゼ・耳介軟骨移植
酒井形成外科 >> ハイドロオキシアパタイトによる隆鼻

ページトップへ

2008年06月23日

鼻先のプロテーゼが残っているかどうかはどのように判断できますか

鼻先の触り心地と鼻の形からまだプロテーゼが残っているのではないかと、どうしても気になってしょうがありません

【主訴】
10数年程前に、鼻にL型プロテーゼを入れる隆鼻術を美容外科で受けましたが、鼻先がどうも気になるので4年程前にプロテーゼを除去しました。
今でも、時々鼻先を触ってみますが、鼻先の触り心地と鼻の形からまだプロテーゼが残っているのではないかと、どうしても気になってしょうがありません。

鼻先のプロテーゼが残っているかどうかはどのように判断できますか。また、鼻先だけプロテーゼが残っているようなのですが、この場合残っている鼻プロテーゼを取っていただくことはできますでしょうか?

【回答】
プロテーゼ除去をする際、完全に切除されたか確認をしますのでまず、残存している可能性は少ないと思います。
どうしても気になるのなら、CTスキャニングをすれば判明します。触って違和感があるとしたら、それは瘢痕(傷跡)の硬さだと思います。時にプロテーゼによって変形した御自分の軟骨が触れる場合もあります。
もし、プロテーゼが残存しているとすればそれは切除できます。
もし、違和感が瘢痕であるとしたら4年も経過していることから自然に放置してこれ以上改善することは無いかも知れません。どうしても気になるようなら、瘢痕切除に耳介軟骨移植という複雑な美容外科の手術が必要な場合もあります。

■ 関連リンク
鼻の美容外科 >> 鼻根部を高くする
酒井形成外科 >> 鼻プロテーゼ法

ページトップへ

美容外科 | 美容皮膚科 | メール相談 | お問い合わせ
診察のご予約・お問い合わせは 形成会 酒井形成外科 03−3576−7788
形成会 酒井形成外科

About はな

ブログ「美容医療トラブルシューティング」のカテゴリ「はな」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリはくちびるです。

次のカテゴリはまぶたです。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

酒井形成外科について

診療科目
形成外科・美容外科・美容皮膚科・皮膚科・泌尿器科・婦人科
所在地
〒170-0004
東京都豊島区北大塚2-3-1角マンビル2F
電話 03-3576-7788
FAX 03-3576-7780