2008年06月23日

鼻先のプロテーゼが残っているかどうかはどのように判断できますか

鼻先の触り心地と鼻の形からまだプロテーゼが残っているのではないかと、どうしても気になってしょうがありません

【主訴】
10数年程前に、鼻にL型プロテーゼを入れる隆鼻術を美容外科で受けましたが、鼻先がどうも気になるので4年程前にプロテーゼを除去しました。
今でも、時々鼻先を触ってみますが、鼻先の触り心地と鼻の形からまだプロテーゼが残っているのではないかと、どうしても気になってしょうがありません。

鼻先のプロテーゼが残っているかどうかはどのように判断できますか。また、鼻先だけプロテーゼが残っているようなのですが、この場合残っている鼻プロテーゼを取っていただくことはできますでしょうか?

【回答】
プロテーゼ除去をする際、完全に切除されたか確認をしますのでまず、残存している可能性は少ないと思います。
どうしても気になるのなら、CTスキャニングをすれば判明します。触って違和感があるとしたら、それは瘢痕(傷跡)の硬さだと思います。時にプロテーゼによって変形した御自分の軟骨が触れる場合もあります。
もし、プロテーゼが残存しているとすればそれは切除できます。
もし、違和感が瘢痕であるとしたら4年も経過していることから自然に放置してこれ以上改善することは無いかも知れません。どうしても気になるようなら、瘢痕切除に耳介軟骨移植という複雑な美容外科の手術が必要な場合もあります。

■ 関連リンク
鼻の美容外科 >> 鼻根部を高くする
酒井形成外科 >> 鼻プロテーゼ法

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2008年06月15日

瞼に脂肪を移植をするということは一般的におこなわれているのでしょうか

酒井形成外科ホームページを拝見させていただきました。

脂肪注入のことについて詳しく書かれていたので、移植についてもお詳しいのかと思い、是非相談させてください。

【主訴】
個人の美容外科で、眼瞼下垂、皮膚切除を行なう二重の美容外科の手術を受けました。
左目を右目の開きに合わせるため、その医師の言われるまま両目の手術をしました。そのときに右目の脂肪が少ないということで右側は脂肪の移植をしました。
今、右目は脂肪のためと思われますが、でこぼこでラインもきたない状態です。
左目は、左目頭がかなり上部に癒着して、閉じて6mm、目を開けて5mmで目頭に向かって末広になっていびつな状態です。まゆげと皮膚のあいだもあまりない状態です。
美容整形の修正は非常に難しいと聞きます。
昨年の1ヶ月検診のときに、右目はもうすこし、ラインを上で切り、脂肪を追加しましょう。
左目は窪みに癒着してしまったので、癒着をはずし、そこに脂肪を入れて、もっと下で固定しなおしましょう。といわれました。
私は、その美容外科の先生のアドバイスがおかしいと感じるのは、手術からまだ1ヶ月なのにすぐに修正をしようとすることです。
(美容整形前は9mm開いていた目が、今は6mmしか開かず、開閉もしんどい状態)

最近、わかったのですが、修正は通常組織がおちつく3ヶ月以降にするということを聞きました。
しかし、この医師は急いで美容整形の再手術をしたがります
美容整形の再手術をあまりにもせかすので、手術日はこちらから連絡しますと言って帰ってきました。

注入ではなく、かたまりで、瞼に脂肪を移植をするということは一般的におこなわれているのでしょうか。
確かに少し窪んではいましたが、はたして本当に移植が必要だったのだろうか。また、どのような経過を辿るのでしょうか。
再手術の時は、脂肪は1〜2ヶ月で滑らかになるといっていました。
今、美容整形の再手術をしてくれる評判のよい美容外科を探しています。


【回答】
まず、手術した医師が「日本形成外科学会」専門医でいらしたのでしょうか?
もし、専門医でいらしたら、その医師の指導は概ね間違っていないと想像されます。医師の処置や診断はあくまで症状によってそれぞれ異なります。
わたしは、あなたの症状を拝見せず意見を述べるわけですので、あくまで一般論として御理解下さい。

まず、脂肪注入でなく脂肪移植ということの是非ですが、切開二重の手術に伴う事柄でしたら、十分あり得ることと考えます。脂肪注入は注射により脂肪を注入する手段ですから、あくまで単独手術で行われるものです。切開重瞼の場合は術野がオープンなわけですから、その場所に脂肪が置けますよね。ただし、私でしたら、切除した脂肪より、吸引した脂肪を移植するという技法で行うと思います。他の場所から脂肪を採取すると余計な傷跡が残るからです。  
しかし、真皮脂肪移植といわれれば他所から切除してそれをもってくるでしょう。しかし、上まぶたへの真皮脂肪は硬くなるという事実から、あまり推薦できる方法ではないような気はします。

術後1ヶ月で再手術をするか否か、ですが、これは難しい問題です。たしかに一般的には十分落ち着く3〜6ヶ月は様子をみると思いますが、こと目については機能の問題(視力)がありますので、あまり障害が強い場合、傷跡が落ち着くなど悠長な事を言っておられず、早めの処置で機能回復を優先する場合があります。
経過の事ですが、私は切開二重手術で組織同時移植はあまりおこなわず、回りの組織の移動や挙筋短縮手術で十分効果を出しえると考えています。ですから、術後1ヶ月くらいで、たいていはかなり美しい状態になります。この手の手術でリカバリーに悩む事はここ10年くいらいありませんでした。
再手術を急いでいるという状態からも、ややトラブった感は受けますが、他の形成外科学会の専門医をお尋ねになりセコンドオピニオンをもらう事をお勧めします。

  
■ 関連リンク
脂肪注入
まぶたの美容外科 >> 上眼瞼脂肪注入
まぶたの美容外科 >> 挙筋短縮術(パッチリ目/眼瞼下垂)
酒井形成外科 >> うわまぶたの落ち窪み矯正(上眼瞼脂肪注入)
酒井形成外科 >> 挙筋短縮術(パッチリ目/眼瞼下垂)
酒井形成外科 >> 脂肪注入(上まぶた)

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2008年06月10日

二重まぶた埋没法から切開法へ変更を希望

 4回の埋没法で満足できず、今回は切開法の二重手術にトライアルした 
 いのですが・・・。

【主訴】
私は今まで4回二重まぶたの埋没法を行ないました。最後に美容外科の手術をしたのは、今年の春です。その時は、埋没法と脱脂を行ないました。私が思っていたよりも二重まぶたの幅がせまくなってしまいましたので今は、埋没法ではなく小切開を考えています。そこで不安なのは、二重まぶた埋没法との二重の出来上がりの違い、術後の腫れは、どのくらい続くのか、二重の幅は時間が経つにつれて戻らないのかが心配です。そして一番悩んでいるのは病院です。東京で受けようと思っているんですが東京の中だけでも、たくさんの病院があります。小切開をしてもらう上でどこの美容外科病院が評判が良いんでしょうか?ぜひ、回答を宜しくお願いします。

 
【回答】
 切開法は埋没法より完成度が高い二重まぶたの手術法です。通常の切開法は小切開法よりさらに完成度が高くなります。たとえば、加齢によりまぶたの皮膚が垂れ下がってきたような症状が有る場合、厚ぼったく脂肪の多いまぶたの方がすっきりした二重を希望するような場合では、埋没法では限界があり思ったような仕上がりは期待できない事があります。皮膚の余っている場合は小切開では皮膚が切り取れません。したがって通常の切開法のほうがより良い結果をだせるわけです。まぶたの脂肪が多い場合は小切開で有る程度脂肪を除去したり、皮下組織(瞼板前組織)を除去できますが、そのため皮膚が弛んでしまったような場合の矯正は不可能になります。さらに言うなら、厚ぼったいまぶたの場合眼窩内脂肪を取ってもかえって変形することが多く、そのような症例では瞼板前結合組織の切除が良い結果を生み出します。もう一つ一般の切開法が優れているのは、挙筋腱膜を若干短縮したり矯正することが出来る事です。これによってぱっちりした二重にしたり、加齢による眠たい目を修正できます。そこで、埋没でうまくふたえが表現できない場合、次に考えるのは一般切開法です。小切開に比べ術後の腫れも変らないばかりか、傷跡もむしろ自然です。余った皮膚をうまく処置できるため二重の出来上がりも大変きれいに仕上がると考えています。では、なぜ、小切開法というのがあるのか? おそらく、感覚の問題でしょう。我々医師は経験から小切開も一般切開も、術後の経過や痛みなどが変らない事を知っていますが、一般の患者さんは、字配りや音のひびきから小切開は一般切開より簡単で腫れや痛みが少ないという感覚を持っているためと考えます。 切開でもたしかにふたえの巾が徐々に浅くなる皮膚質の方はいらっしゃいます。
 どこの病院が評判が良いかは大変難しいと思いますが、できたら、日本形成外科学会専門医で美容外科を中心に診療を行なっている医師を探しましょう。
 特に医療機関のホームページで医師の履歴がきちんとしている所がお勧めと思いますも。

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2007年11月24日

脂肪吸引 : チュームセント

脂肪吸引手術では、脂肪だけでなく血液も同時に吸引されます。特に多量の脂肪を吸引する予定の手術では、出血量にも注意を向ける必要があります。
例えば、両側の大腿部(ふともも)だけでなく腹部や腰も同時に脂肪吸引をする場合などでは、4〜5リットルもの血液をまじえた脂肪を吸引することもあります。一見、手術中、多量に出血している感じがしないので、患者さんが貧血に陥っている事に気付かれないこともあるかもしれません。
脂肪吸引時の出血を抑えるために脂肪吸引予定部位に「チュームセント」と言われる薬液を注入します。血管を収縮させ脂肪吸引時の出血を極めて高度に抑制させます。「チュームセント」は脂肪吸引の必需事項です。
この「チュームセント」はクリニックによって薬の調合が異なり、ある種の「秘伝」的要素を持っています。私も現在の「チュームセント」の処方に至までいろいろ試してきたのですが、現在の処方のものになってから出血量は激減しました。
それにしても、術中の患者さんの血液状況を逐一把握することが、外科医としてはとても大切な事になります。
特に脂肪吸引手術中は数回にわたり血液検査を施行し患者さんが貧血に陥っていかどうかを確認することが必要になるのです。
こうすれば、患者さんは安全に手術を受けることができます。

自動血算器クロスマッチ器
簡単に貧血を見分ける自動血算器もしもの場合安全な輸血を可能にする、クロスマッチ器

■ 関連リンク
脂肪吸引
酒井形成外科 >> 脂肪吸引

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2007年10月05日

くちびる 症例2: 唇を厚くする手術で、下唇がおちょぼ口のように垂れ下がたまま突出してしまった

唇を厚くする手術を受けたが、下唇がおちょぼ口のように垂れ下がたまま突出してしまった(23才 女性)

【主訴】
ふっくらしたくちびるにあこがれて、ある美容外科クリニックに相談に行きました。唇の内側を横に切ってそれを縦方向に縫えば良い、と言われ簡単そうなのですぐ手術を受けました。そのクリニックの院長先生はテレビでも評判らしいし、ネット(広告だったかもしれませんが)でも口コミでも評判と書かれていたため、なんのためらいもありませんした。
手術が終り、腫れているからと思ったのですが。2週間以上たっても口笛を吹いているような形が治らなかったのです。再度相談に行きましたが、その時はとってもそっけない風でした。なんとか頼み込み、再度料金は取られましたが、修正手術を受けました。しかし、やはり唇をとがらせているような変形は治りませんでした。このままでは困ってしまいます。

【回答】
横に切り縦方向に縫う、確かに唇の先端近くは厚くなるでしょうが、横には縮まります。両手の親指と人さし指で唇の左右の端をつまみ唇を中心に向かって寄せってみましょう。この美容外科手術は、こんな「変な事」をする手術といえますよね。
リカバリーですが、まず、縦方向に縫った傷を開放し、元に戻します。ただし、瘢痕が多い場合、また、口を尖らせた感じの変形は残ってしまう可能性があります。そこで、真皮脂肪移植を考えます。お尻の所が良い真皮脂肪の採取部位になります。3〜5cmの傷は残りますが、形成外科的に縫合すれば傷跡も目立たなくなります。
この真皮脂肪移植を同時に行なえば、くちびるも厚くふっくらさせることができます。変形を改善すると同時にあなたの希望もかなえられるというわけです。

■ 関連リンク
くちびるの美容外科
くちびるの美容外科 >> くちびるを厚くする
酒井形成外科 >> くちびるを厚くする

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2007年10月02日

しみ、あざ 症例2: シミとりクリームで水ぶくれ

シミとりクリームで水ぶくれ(41才 女性)

【主訴】
うでのシミが気になりインターネットの美容サイトの掲示板でみつけた美容皮膚科でハイドロキノンとトレチノインの治療を受けに行きました。ドクターは感じの良い女医さんでそこの女医さんも使っているというハイドロキノンとトレチノインを処方してもらいました。ハイドロキノン、トレチノインをたっぷり塗って一晩おいてみようとサランラップで巻いてパックをしました。朝、ラップを外してみると薬を塗った部分が水ぶくれになっていました。慌てて病院に電話すると『なんでそんな使い方するの!』とひどく怒られました。説明をよく聞かなかった私も悪かったと思いますが、とてもひどい怒られかたをしたので、あの女医さんには会いたくありません。このあとどうすれば良いですか?

【回答 酒井形成外科 医師 堤 清明】
ハイドロキノン・トレチノインによる治療は使い方を間違えなければとても良い治療法の一つです。ハイドロキノンは4〜5%の濃度のものが肌への刺激も少なく、メラノサイト(色素細胞:メラニンを作る細胞)に対してメラニンの産生を抑えてくれます。一方、トレチノインはビタミンAの誘導体で0.025%〜0.1%の濃度のものが処方されます。表皮内の残留メラニンを皮膚の外へ排出するのを助けます。個人差はありますが塗ると紅みがでます。上記の患者さんはラップで覆ったということですから密封閉鎖療法を行ったということだと思います。一般的には軟膏やクリームの密封閉鎖療法は作用が増強するため医師の指導のもとに行わなければ大変危険です。水ぶくれになっているとのことですから患部をよく洗い、皮膚を保護しなければなりません。医療機関での治療を勧めます。酒井形成外科では皮膚科も標榜しておりますので是非、診察にいらして下さい。

■ 関連リンク
メディカルコスメ
メディカルコスメ >> ハイドロキノンクリーム
メディカルコスメ >> トレチノインクリーム
しみ、あざを消す 肌の美白治療
しみ、あざを消す 肌の美白治療 >> しみ、あざの種類と治療法
美容皮膚科ユニット >> 症状から見た治療方法 >> 肌のしみ、くすみ、アザ(太田母斑等)、入れ墨を取りたい

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2007年09月27日

注入 症例2: ダーマライヴで鼻がいびつに

ダーマライヴで鼻がいびつに(39才 女性)

【主訴】
鼻筋を通してもらおうと新宿にある個人経営の美容外科に相談に行きました。「ヒアルロン酸で簡単にできます。」といわれ注入の処置を受けました。1年くらいはとても良かったのですが徐々に鼻筋が崩れてきたので同じ美容外科で再度注入してもらいました。すると今度は鼻が円柱のような不自然な形になりました。
このことを相談すると「眉間に逆三角形の追加注入をするといいですよ」といわれ3度目の注入を行いました。この逆三角形+円柱で私の鼻はとても目立つ鼻になってしまいました。それからというものこの鼻が気になって気になってしようがなく、1日でも早く元に戻したいと思うようになりました。そこでインターネットで調べたところヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸を分解する酵素)のことを知りました。
ヒアルロニダーゼを注射してもらいに行くと3回打った注射が単なるヒアルロン酸ではなくダーマライヴであったことを知らされました。その後ヒアルロニダーゼを注射した部分は凹み、しこりは浮き上がり私の鼻はでこぼこになってしまいました。毎日鏡で見ていると、日増しにいびつになっていくような気がします。
担当した院長は「治すには凹んだところにさらに注入するしかないです」といわれました。もう、注入はこりごりです。悔しくて悲しくて訴訟も考えました。なんとか元の状態に戻せないものでしょうか?

【回答 酒井形成外科 医師 堤 清明】
商品名でいうとアクアミド、アメイジングジェル、マジックジェル、ダーマライヴ、これらの製品はアレルギーや血管内に誤って注入した場合、塞栓症をおこす恐れがあるのでヨーロッパでは販売が禁止されています。
しかし、日本では医師の裁量権(お医者さんの責任の範囲内で)のもとこれらの製品が個人輸入され患者さんに使われています。良識のあるドクターであればこんな危険な商品を患者さんに薦めないでしょう。商売と割りきっているドクターが使うのです。ですから、上記の症例の様に使う前に詳しい説明をしてくれることは、ほとんどありません。「吸収されないヒアルロン酸なので経済的ですよ」などと言って使うだけ使って、被害者が出ても知らん顔です。恐ろしい話です。
さて上記の患者さんですが診断は異物肉芽腫です。皮下の異物肉芽腫の場合、治療は切除です。部位によっては植皮が必要な場合があります。是非、酒井形成外科にご相談下さい。

■ 関連リンク
ヒアルロン酸によるしわやたるみの矯正
ヒアルロン酸によるしわやたるみの矯正 >> スーパーヒアルロン酸は怖い
酒井形成外科 >> 脂肪注入 >> こめかみ、頬、額の脂肪注入
酒井形成外科 >> 脂肪注入 >> 上まぶたの脂肪注入
酒井形成外科 >> 脂肪注入 >> 下まぶたの脂肪注入
酒井形成外科 >> 脂肪注入 >> 乳房・臀部の脂肪注入

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2007年09月24日

くちびる 症例1 : くちびるを薄くする手術を受けたが違和感がでた

くちびるを薄くする手術を受けたが、思ったように改善しないばかりか違和感もでてしてしまった(22才 男性)

【主訴】
もともとくちびるが分厚く「垂れ下がったたらこくちびる」にコンプレックスがありました。ネットで「安さで評判」のクリニックに相談に行き、勧められてつい、当日手術を受けてしまいました。
傷跡を目立たなくさせるためと言われ、歯茎の根元から切開を受けました。手術後2カ月ほどたちます。腫れは治まりましたが、たらこくちびるは全然改善しませんでした。さらに下唇を前に出そうとするとひきつれ感があり痛みも出ます。口を開けようとすると下くちびるが内側に引っ張られます。なんとか改善素方法はあるのでしょうか?

【回答】
くちびるをよく観察してみると内側と外側があります。内側は粘膜で唾液でいつも湿っています。外側はややカサカサした感じで乾いた状態です。この内側と外側を境する線(ボーダー)は比較的くっきり存在しています。
くちびるの一部を切除する際この境の線(ボーダー)を乱すとくちびるが術後不自然な形に見えるわけです。例えば、外側を切り過ぎれば、粘膜面がくちびるの表に出てしまい、内側を切り過ぎると乾いたくちびるが内側へおしこまれ、表情が硬くなってしまいます。
正しい手術では、このボーダーの線の位置を変えない事に気を配るのが肝心なのです。もし6mmの巾でくちびるの切除を計画した場合、ボーダーから内、外3mmづつ離れた線で切除を行なえばボーダーは変化しないわけです。これがくちびるを薄くする手術の鉄則なのです。
この患者さんの場合は、唇の口腔内側の下の部分で切除をされたようですね。効果が出にくいばかりか、くちびる自体が下にひっぱられ変形をする恐れがあると考えられます。おそらく経験が少ない医師が縫合に自信のないためなるべく見えないところに傷跡を残そうと考えたのでしょう。
リカバリーとしてまず、ひきつれのある瘢痕を切除し、ときにその部位に口腔粘膜の移植を行い修復させます。くちびるは、ボーダーを乱さないように丁寧に切除し縫合します。たいていは、きれいに改善されます。

■ 関連リンク
くちびるの美容外科
くちびるの美容外科 >> くちびるを薄くする
酒井形成外科 >> くちびるを薄くする

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2007年09月21日

脂肪吸引 症例1: 下腹部の切開式除脂術後のひきつれ

下腹部の切開式除脂術後のひきつれ(60才 女性)

【主訴】
6年前に下腹部の脂肪をとってもらおうと脂肪吸引で評判の良い某医に相談しました。「脂肪だけでなく、あまった皮膚も一緒にとりましょう。おへその位置もかえますよ。」といわれました。大がかりな手術になるからと入院治療を勧められ、全身麻酔で手術をしてもらいました。
手術が終わって翌日、おなか周りの痛みがひどく包帯をとってもらったところ皮膚がバンバンに硬くなっていました。手術をしていただいた先生は、その日は忙しく診ていただけないとのことだったので別の先生に処置をしていただきました。その先生曰く「切開したところに血がたまってしまい腫れている状態です。溜まった血を抜きます。」と血を抜く処置を何度か行いました。
1週間すると今度は水が溜まるようになりました。1カ月ほど処置に通い、水は出なくなったのですが、縫い合わせた下腹部がひきつれるようになりました。手術をしてくれた先生からの謝罪の言葉はなく今は、縫ったところがひきつれで凹んでその上から皮膚が垂れてきています。おまけにビキニラインがひき上がってしまいとても醜い状態です。大好きだった温泉にも今は行っていません。直す方法はありますか?

【回答 酒井形成外科 医師 堤 清明】
切開式除脂術の場合、上記の患者さんのように血腫をおこす可能性が高いので術中の確実な止血操作はとても重要です。また、術後は必ず血液の持続吸引と患部の圧迫をしっかり行います。不幸にして上記のような状態に陥ってしまった場合でも、速やかに適切な処置を行えばたいていの場合はリカバーできます。
手術から6年経過していますので、やり直しの手術を勧めます。酒井式切開除脂術は、術中はもちろんのこと術後にも注意を怠りません。また他医院での失敗例でもお気軽にご相談下さい。形成外科的再建技術を用いて治療いたします。


■ 関連リンク
脂肪吸引
酒井形成外科 >> 脂肪吸引

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2007年09月19日

しみ、あざ 症例1 : レーザー治療後真っ黒に

レーザー治療後真っ黒に(41才 女性)

【主訴】
7年前に子供の運動会に参加しました。その日は1日良い天気でサングラスを掛けていました。家に帰って鏡を見てびっくり。両方の頬にサングラスの跡がくっきりついてしまいました。それから何年経っても日焼けの跡が退きませんでした。
友だちが「レーザーで簡単にとっちゃいなさいよ」と勧めるので、しみとりで評判の良い某医院でレーザー治療を受けました。1週間くらいでかさぶたが剥がれシミの部分はピンク色のきれいな肌になりました。1週間ぐらいはとても良かったのですがピンク色の肌がみるみるうちに(ほんとうに墨を塗られたみたいに)真っ黒になりました。それから半年、真っ黒なままです。恥ずかしくて外出もできません。これは、医療ミスじゃないかなと思います。なんとかなりますか?

【回答 酒井形成外科 医師 堤 清明】
この方の両頬のシミは肝斑だったのでしょう。肝斑は30代の女性に多く、両方の頬に左右対称的に茶褐色のシミができる疾患です。
頬(ほほ)骨の触れるところに、はけで茶色を塗られたような境界がはっきりしたシミがでるのが肝斑の特徴です。原因は未だはっきりとはしていませんが、妊娠時の卵胞ホルモンが色素細胞を刺激し活性化させてしまう内因性原因説や不適切な化粧品の使用やよく頬を手でこするなどの外因的原因で色素細胞が活性化することも考えられています。
治療は、トランサミン(トラネキサム酸:止血剤)の内服が有効です。レーザー治療は逆効果で、この方のように黒くなってなかなか消えません。これは炎症後色素沈着と呼ばれるもので消えるのに時間がかかります。しかし、時間がかかっても必ず消えるのが炎症後色素沈着の特徴でもあります。やはり、シミのしっかりした診断を行いそれぞれのシミに合った治療を行うべきだと考えます。レーザー以外の治療法がほかにもございますので是非、酒井形成外科にご相談下さい。

■ 関連リンク
しみ、あざを消す 肌の美白治療
しみ、あざを消す 肌の美白治療 >> しみやあざの治療症例

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