血小板血漿注入療法(リジェンACR法)はなにが、すごいのか!
人の体には自分の細胞を新しく再生したり、癌細胞のように突然変異で悪化してしまった細胞を自分で殺すような作用があります。ところが、人には老化という現象が存在するのです。つまり細胞の新生が少なくなったり、悪化した細胞を排除できなくなったりすることなのです。
細胞化学や生化学の分野ではこの老化という現象を遅らせる科学技術を模索しています。これが再生医療の一分野です。
たとえば、いままでは癌治療といえば外科的にこれを切除するか、副作用の強い抗がん剤の投与あるいは放射線治療が一般的です。しかし、人それぞれ若い頃には自分で癌をやっつける因子や細胞を持っていたはずなのです。これがさぼりだすから「癌」になってしまう。そこで再び癌に対抗できる細部を再活性化する。こんな治療も再生医療の一環なのです。
血小板血漿注入療法(リジェンACR法)は、こんな再生医療の応用なのです。
血小板にはPDFG, FGF, EBF, VEGF, など血管の新生やコラーゲンの生成を促し、創傷を治癒させる因子が多数発見されています。皮膚を切ったりして血が出るような怪我をすると、その傷口に最初に集まるのが血小板です。この血小板には傷を自分で治すというシステムの最初の段階を指示するからです。
これに最初に気付いたのは、1998年 Robert Marxです。骨の再生を促すのに血小板血漿注入療法(リジェンACR法)を利用したのが評判になり、いまでは歯科領域ではあたりまえの治療になっています。とくにインプラントでこの治療法を利用したクリニックが人気がでて評判になったのは有名です。
形成外科領域でも皮膚潰瘍の治癒促進にこの評判の治療法を利用しています。
これが美容皮膚科や美容外科領域にアンチエイジング治療として利用されないわけはありませんが、この治療法の理由は近代医学の粋である再生医療の知識が使われているのです。


1990年代におこなわれていた美容皮膚科治療は「アブレージブリサーフェシング」といわれ、皮膚表面に傷をつけダウンタイムや色素沈着を覚悟しておこなってきたものばかりでした。トラブルも多く患者様もがっかりしたことが多かったのです。代表的治療にフェノールピーリングやTCAピーリング、ウルトラパルス炭酸ガスレーザーがありました。
「やはり効果がでるには多少のダウンタイムは必要なんだ!」徐々に皮膚医学者達はこう考えるようになってきたのです。
写真にあるものは比較的針が短いのですが、けっこう針が長い種類のものもあります。
