30年前にはさすがに人間の皮膚に小さな穴を正確に開けるレーザーは存在しませんでした。しかし、人の肌に小さな傷をつけることによってかえってスキンリジュビネーション(肌の若返り)がおこることは予測されていたようです。
それを証明するのが「ダーマローラー」なのです。このシンプルな器械は筒のまわりに多数の針を植え付けています。まるで円筒形の剣山の様です。
写真にあるものは比較的針が短いのですが、けっこう針が長い種類のものもあります。
これを女性の顔の肌の上でころころ転がすわけなんです。ちょっと力を入れてそれぞれの針がプスプスと皮膚に刺さるようにして転がしていったといわれています。すると肌には多数の針穴が開き、それによって皮膚は針穴状の障害を受けるのです。
しかし、たかが針穴の障害です。健康な肌は即座にこれを修復するのです。1週間もすれば多少の赤みを残す程度で肌はもとの状態以上にコラーゲンを生成し肌はリモデリングされたといわれています。
このダルマローラーでの施術は、ちくちくとした痛みを伴い施術直後は血で顔が真っ赤になったものです。とても美容医療とは思えませんでした。さらに、細い針での刺激はたかがしれていたのでしょう。レーザー熱の比べればコラーゲン生成もわずかだったといわれています。
とはいえ、この昔の発想が現在のフラクショナルレーザー治療の原点であることはまちがいありません。まさに「温故知新」です。
■ 関連ページ
フラクショナルレーザーによる肌質改善


