溶ける糸 VS 溶けない糸

女性器や男性器の手術では、術後の抜糸が不要な溶解糸を使用する傾向にあるようです。はたしてこれは良いことなのでしょうか?
溶解糸は比較的早期に溶ける(3〜4週間)バイクリル系と比較的長く存在する(3〜4カ月)PDS系に分けられます。皮膚や粘膜の中を縫合する場合は糸は外に出てきません。したがって縫合部の張力を長い間維持するのにはPDS系溶解糸は大変適しています。
しかし、外側を縫合する場合は糸が外に出てきて、皮膚や粘膜を圧迫するのです。
そのため早期に溶けるバイクリル系の糸を使っても3〜4週間も傷跡を圧迫するため傷に対し細かい横線が多数できてしまい醜いものです。これを「ステッチマーク」とよんでいます。溶けないモノフィラメントナイロン糸を使うと予定期間で必ず抜糸しますので手間はかかりますが、ステッチマークは残りにくいのです。
つまり、面倒でも外縫合は溶けない糸(モノフィラメントナイロン糸)を使用すべきなのです。
小陰唇形成の術後の傷跡が汚いのは、もしかすると溶解糸を使用するのが原因の一つかもしれません。

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2008年02月13日 21:23に投稿されたエントリーのページです。

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