甲状軟骨が極めて突出していると、これを削る場合つい深追いをしたくなります。ここまできたのだから、もう少し、もう少し、とばかりにどんどん削ってしまいたい気持ちは分からないではありませんが、ここで踏みとどまらねばなりません。
時々、のど仏を削る手術を受けた直後から、「ダミ声」「嗄声」「ガラガラ声」になってしまった、という話しを耳にします。
のど仏は甲状軟骨の喉頭隆起が原因ですから、手術ではこれを削るのですが、この裏側に声帯が靭帯を経由して付着しているのです。ですから、表側から喉頭隆起部をどんどん削り過ぎて、声帯の付着部がはがれかかると声が「ダミ声」になってしまうわけなのです。
この手術を受ける時には、あまり完璧を目指さず、主治医の手技に従いましょう。

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