ずり上がるあごのプロテーゼ

あごにプロテーゼを入れる手術の場合、たいてのクリニックではプロテーゼを骨に固定しません。口腔内の前歯の歯茎の根元に切開を入れ、下顎骨の骨膜下を剥離し、この骨の下端にプロテーゼを挿入するだけで、あとは粘膜下と粘膜を縫合して手術を終えます。もちろん4~5日間は圧迫固定をするところは多いでしょう。ものの2~3日で骨膜が再接着して固着できればもちろんなんの問題もありません。しかし、プロテーゼが挿入された場所の骨膜はなかなかしっかり癒着はできないのです。そうすると、固定されていないプロテーゼは上へ向かってずり上がってきます。これはおとがい筋の収縮が原因だともいわれています。
アゴプロテーゼ模式図1
こうなるとあごの変形がおこるようになります。

あごプロテーゼ 変形症例あごプロテーゼ 変形症例

そこでこういった変形を防ぐためにあごのプロテーゼを挿入する場合あごの骨にプロテーゼを固定するようにします。これであごプロテーゼによる手術後変形はほとんど心配がなくなるわけです。
アゴプロテーゼ模式図2

また、あごプロテーゼがずり上がるとあごの骨の薄いところが侵食を受けへこむことがあります。あごの先端では骨はしっかりしているためプロテーゼがここで固定されれば問題はないのですが、これがずり上がり歯根をささえるところにまで移動すると骨の変形ばかりか前歯まで脱落することも考えられます。 アゴプロテーゼ 症例 黒い腺がプロテーゼを固定した糸です

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2007年08月31日 11:29に投稿されたエントリーのページです。

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