2009年12月08日

スーパーヒアルロン酸は恐い

これらは、一部の心ない美容外科医から「スーパーヒアルロン酸」と呼ばれています。

このようなものは、きわめて危険で、この注入を受けた多くの日本人患者さまでは、数年で注入部位に固い膨らみを作り、大きな変形をきたしたと報告があります。

もともと、ヨーロッパ(特にオランダ)で開発され一時流行ったのですが、白人の間でも変形が問題になり、現在、訴訟問題に発展していると、ヨーロッパの医学雑誌に書かれていました。

とにかく「スーパーヒアルロン酸」だけは注意しましょう。変形をきたした後ではいくら賠償金をもらったとしても、あなたの顔は一生治らないのですから。

■ 関連ページ
フィラー(レディエッセ・ヒアルロン酸)によるしわ・たるみ治療

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2009年11月27日

今話題の肌成長因子とは?

人の体は多数の細胞から成り立っています。最初は一つの細胞だったものがいろいろな種類の細胞に分かれて、それぞれの機能を果たすようになり一人の体が誕生しているのです。これを細胞の分化といいます。
人の体の細胞は、脳の神経細胞のように、ある程度分化すると減る事はあってもこれ以上増えない物もあれば、皮膚や毛、あるいは腸の粘膜の細胞のように、死んで減った分新しく増殖する物もあります。
特に皮膚の細胞は、2週間で死んでまた生まれ変わるというあわただしさです。これを新陳代謝といいますが、これが活発であれば「肌の若さ」が保たれる訳です。
また、皮膚はいろいろな理由で傷つきます。
紫外線、乾燥、お化粧品、小さな怪我等です。しかし、若い肌では皮膚はすぐさま再生できる状態にあります。
この、皮膚の再生になくてはならないものが成長因子です。
成長因子は、今世紀に入り多数発見された内因性のタンパク質で、細胞の増殖や分化を促進します。
成長因子は、標的細胞の表面の受容体タンパクに特異的に結合し細胞間のシグナル物質として働いているのです。

主な皮膚成長因子(Skin Growth factor)◆

FGF(線維芽細胞増殖因子)
おもに塩基性FGF(bFGF)が代表です。真皮層のコラーゲンを作る線維芽細胞を増殖させます。また、血管新生にも関係し、bFGFがあると皮膚が若返るといわれています。
最近ではbFGF製剤であるフィブラストというお薬が認可され、重症の皮膚潰瘍や褥創に対し保険適応にもなっています。

IGF −1(インスリン様増殖因子)(ソマトメジンC)
成長ホルモンの作用で肝臓から分泌されるタンパク質で、インスリン様作用と神経細胞の成長に関わります。皮膚の再生医療には欠かせない因子です。

VEGF(血管内皮細胞増殖因子)
低酸素状態で線維芽細胞から産生されるタンパク質で、顕官の内皮細胞の増殖や血管新生を促します。皮膚の線維芽細胞を元気よくさせるために、毛細血管の増生は不可欠ですが、この因子がこれを助けます。

EGF(表皮増殖因子)
血小板から分泌され、酵素を活性化させることでDNAを合成し、細胞を新生させます。ただしEGFレセプター遺伝子が変異をしていると癌の原因になることもあります。
したがって酒井形成外科で使用してる成長因子薬剤には、この因子を含みません。

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2009年10月09日

タイプ別脂肪撃退法

注射をするだけで簡単に脂肪が減らせる・・・うれしいですよね。
しかし、脂肪融解注射はすべての方にお勧めできる治療法ではありません。
部分的な痩身を希望する方のみに効果のある方法なのです。
次の様な症候の方には、異なった治療法を選ぶべきでしょう。

★ メタボリック症候群
(内臓脂肪型肥満に加え、高血圧や高血糖、脂質の異常を合わせ持つ症状)
限局的な皮下脂肪の減少では、心筋梗塞や脳卒中等の疾病の危険性を低下させる事はできません。運動療法、食餌療法、内服やサプリメント治療による体質改善が大切です。

★ 肥満体形で全身を痩せさせたい方
大幅なサイズダウンは薬剤の許容量的にも無理がありますし、実際的にも大きな変化には効果の限界があるようです。このような方は、まず、食餌療法等を成功させた上で脂肪吸引がお勧めです。

脂肪融解注射治療は、具体的に次のような方に有効です。

● 標準体形だけれども部分的に皮下脂肪を減少させたいと思っている方
(下腹部、側腹部、太ももの内側、膝周り、二の腕のたるみ等、身体の小範囲に限って多少の効果を希望する方)
さわると暖かい所や柔らかいところは効果がでやすい傾向にあります。逆に硬く冷たい所は効果が出にくい所です。このような場所では代謝が悪い為、回数を多くする必要があります。CETを併用したりして代謝を高めるようにします。

● 頬のたるみ、二重あご等、顔面の皮下脂肪が気になる方
この部位では血流が豊富で代謝が良いため脂肪融解注射治療の効果がでやすい所です。しかし、内出血や腫れも目立つ為ためCETとの併用がお勧めになります。

関連サイト
脂肪融解注射法(メソセラピー)

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2009年09月26日

結果的にはお得なレディエッセ

レデイエッセは1本あたり1.3mlも入っていますので一般的なヒアルロン酸製剤の1.5倍も入っています。さらにレディエッセはヒアルロン酸の倍の効果があります。
また、レディエッセはヒアルロン酸の3倍の持続期間があります。
すなわちレディエッセ1本は、ヒアルロン酸製剤1本あたりの9倍の価値があるというわけです。
価格はせいぜい2倍程度ですので、一見高価にみえるレディエッセですが意外にリーズナブルだったのです。

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フィラー(レディエッセ・ヒアルロン酸)によるしわ・たるみ治療

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2009年08月29日

あまり知られていないヒアルロン酸について・・・

最近、至る所で『飲むヒアルロン酸』『ヒアルロン酸サプリメント』などが出回っています。

しかし、ヒアルロン酸を口から直接摂取することで軟骨や皮膚に影響を与えているという科学的エビデンスは、今のところ出ていません。

ヒアルロン酸の構造は『グルクロン酸』と『N-アセチルグルコサミン』が交互に繰り返される鎖状から成ります。
ヒアルロン酸の分子はそのままだと大きいため、体内での吸収率を考えると直接ヒアルロン酸を摂取するよりも、既に分解されたこの2つの分子を摂取した方が効率的だと、考えられています。
ただし、これが生体内でヒアルロン酸に合成されるかどうかは疑問ですが・・。

また、化粧品などに配合されているヒアルロン酸に関しては、その分子量の大きさから皮膚の角質までにしか浸透しません。
ただ、ヒアルロン酸特有の高い保水力によって皮膚表面に潤いを保つことは出来ます。ですから、ヒアルロン酸系化粧品の塗布で、感触としてのスベスベ感はでるとおもいます。しかし、現在、お化粧品の成分としてはヒアルロン酸より高分子ポリマーが流行のようです。
注意してほしいのは、紫外線や酸化によってヒアルロン酸はどんどんと分解されます。
保湿効果を保つ為には、こまめに紫外線対策を心掛けるようにすることが大切です。

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2009年08月18日

ついに姿を消すことになった人型コラーゲン

フィラーの歴史はコラーゲンの注入に始まりました。
最初は牛の皮膚から抽出したコラーゲン成分の抗原基を除き薬剤として販売されました。しかし、狂牛病騒ぎで一気にその人気を落としました。変って登場したのがヒアルロン酸製剤です。もともとヒアルロン酸は人の皮膚の保湿成分として存在しています。
その効力はヒアルロン酸1ccに対し水4リットルの保水力といわれています。
この人型ヒアルロン酸のDNAを遺伝子工学でレンサ球菌にはめ込み人の皮膚のヒアルロン酸を生成することに成功し、現在のヒアルロン製剤が誕生しています。ただし初期のものは分子構造が軽く吸収が早かった為コラーゲン製剤に大きく水をあけられていました。
その後ヒアルロン酸分子同士のエステル結合やエーテル結合の技術が進み現在ではコラーゲンを凌ぐようになってきました。製剤の原価が安いこともあって、市民の間ではコラーゲンよりヒアルロン酸を選ぶシーンが年々増加しいきました。その結果コラーゲンは収益が減少し、ついにその生産を断念したと伝えられています。
眼瞼周囲ではとても使いやすかった人型コラーゲン(コスモダーム)が無くなってしまうのはちょっと残念です。

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フィラー(レディエッセ・ヒアルロン酸)によるしわ・たるみ治療

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2009年07月23日

人体で唯一進化が遅れた眼瞼挙筋群

ミューラー筋は挙筋の一部と思われてきました。しかし、近年驚くべきことが発見されたのです。
私たち進化が進んだ動物のほとんどの筋肉は一つの筋肉の中に瞬発力を出す速筋(赤筋)と持久力を出す遅筋(白筋)があります。しかし、現在の筋肉の進化以前では赤筋と白筋は別々に存在したようです。まず、速筋が働き筋紡錘に刺激が伝わると反射により遅筋が攣縮し強力な筋力が生まれるといわれています。速筋と遅筋はそれぞれ異なった神経を介して運動がおこっていたため筋肉そのものが別々に存在していたというわけです。進化の過程でコンパクト化を進めているうちに同一筋肉内に速筋と遅筋が収まっていったと想像されますが、眼瞼挙筋だけは、その進化から漏れたようです。
つまり、眼瞼挙筋で速筋がミューラー筋、遅筋が眼瞼挙筋そのものだったというわけです。そしてミユーラー筋は交感神経支配、眼瞼挙筋は童顔神経支配だということが分かっています。

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2009年06月25日

ダイエットに最適なL−カルニチンとアルファーリポ酸の同時投与

脂肪がエネルギーとして体内で燃焼するのには、脂肪酸が筋肉細胞のミトコンドリアという 器官に取り込まれなくてはなりません。それにはL-カルニチンが必要なのです。
L-カルニチンは、体内で2つのアミノ酸とビタミンCから作られます。しかし、加齢とともにその生産量は低下し、加齢性の肥満の原因といわれています。そこで、L-カルニチンをサプリメントとして摂取する事が推奨されているのです。
L-カルニチンとαリボ酸を摂取して運動を同時に行うとダイエットに効果的

運動を同時に行わう必要があります脂肪の代謝に対し、ミトコンドリア内での糖の代謝にはα-リポ酸が必要です。食事として摂取した糖分が脂肪に変化する前にエネルギーとして燃焼させるためにはα-リポ酸が活躍するのです。また、この反応での活性酸素の排出を抑える効果もあり、抗酸化成分としても有名です。
α-リポ酸は体内で生合成され、糖をエネルギーにうまく変換させることで疲労を減少させることも知られています。そこでL-カルニチンとα-リポ酸を同時投与することにより体内に存在する脂肪と摂取されたブドウ糖をスムーズに代謝、エネルギー化し、疲労を軽減するとともに体脂肪や内蔵脂肪の燃焼させるのです。ただし、単に身体に摂取しただけでは効果はありません。必ず、運動を同時に行なう必要があります。


関連サイト
AACラボ :: ダイエット点滴

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2009年05月25日

ビタミンCとプラセンタエキス(ラエンネック)の相乗効果

laennec2.jpg
ビタミンCは、メラニンの合成を阻害する働きと真皮内でのコラーゲン新生に役立ちます。
一方プラセンタエキス(ラエンネック)にはEGF(上皮細胞増殖因子)やFGF(線維芽細胞増殖因子)等、成長因子があり、さらに女性ホルモンを増強し、成長ホルモンを補充する効果もあります。
ビタミンCとプラセンタエキス(ラエンネック)の共同作用は、最適な肌のアンチエイジング効果を生み出します。

関連サイト
AACラボ

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2009年05月03日

癌治療としての高濃度ビタミンC点滴療法の歴史

ビタミンC現在の高濃度ビタミンC点滴療法が確立するまでは紆余曲折がありました。
その発端は、ノーベル化学賞(1954年)とノーベル平和賞(1962年)を受賞したライナス・ポーリング博士にあります。
彼は1日数十グラムのビタミンCを摂取すると風邪や癌を予防できると考え、ビタミンCの多量点滴と経口投与で進行癌患者の生存期間を有意に上げると学会に発表したのです。(1974〜1976年)
これに対しメイヨー医科大学では、ビタミンCの抗癌作用は無いと反論します。(1979〜1985年)
この論文に対しキャメロン博士は、メイヨー医科大学での結論はビタミンCの静脈注射投与ではなく経口投与のみの結論であるとし、ビタミンCの静脈注射投与による効果を支持しました。
ターニングポイントは2004年あたりでしょう。NIH(アメリカ国立衛生研究所)、NCI(アメリカ国立癌研究所)、FDA、のメンンバー達によるビタミンCの薬理動態の研究が始まります。
2005年に彼らは学会誌PNASに高濃度のビタミンCがH2O2(過酸化水素)を運ぶプロドラッグとして選択的に癌細胞を殺傷することを発表します。
これらを受け2005年カンサス大学で卵巣癌や子宮癌に対し、高濃度ビタミンCの投与経験を発表、2007年マギル大学で高濃度ビタミンC点滴療法が癌に有効だった症例を発表、2008年にはトーマス・ジェファーソン大学で悪性リンパ腫への高濃度ビタミンC点滴療法の効果が発表されたのです。
ビタミンCは通常我々の身体に常在する、最も安全で安価な薬品です。しかし、薬理学、生化学の世界では、その効果は計り知れない夢を我々に与えてくれているといえます。

関連サイト
AACラボ

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